生活

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写経で文章がうまくなりたい1

 ブログを書いているのだから、やはり文章がうまくなりたい。軽妙で洒脱な文章、あるいは論理構造が一貫していて、読むとすっと中身が理解できる文章。うまさにはそれぞれ基準はあるが、とにかく文章がうまくなりたい。

 文章がうまくなるための方法は古今東西いろいろな方法があるらしい。さる小説家は、夜な夜な妻に小説を読み聞かせてもらったり、音読してじっくり本を読むことを推奨する作家もいる。とにかく本をたくさん積め、読め、という話もある。

 様々なメソッドの一つとしてあるのが写経だ。ようするにとにかく写せ、である。私個人としては家の壁が薄くて音読が難しい。読み貸せてくれる、妻も恋人も友人もいない、という理由で音読は却下。たくさん読むのも時間的に難しいし、普段の読書でいいのではないかと思ってしまう。

 というわけで写経をしてみることに決めた。

 とはいえ写経という方法論にもいろいろとあるらしい。ワードでもいいのか。ペンでノートに直接書くべきだ。一分ごとに段落を開けるべきか。移すのはウェブの記事にするべきか、しっかりと校閲の入っている紙の媒体にするべきか。どの方法論を取るのか悩ましい。

 ブログにしたためる前に何度かやってみたところ、個人的にはワードで一文ごとに一段落開け、写す文章はウェブ、紙関係なくやるのが、つらくなく、かつ内容をしっかりと吟味しやすい方法という感じになってきたのでしばらくそちらでやってみることにする。

 これから先のブログには、やってみて感じた効果や写した記事の要約を記そうと思う。

 

本日2020年11月10日に移したのはPresidentオンラインにてジャーナリスト笹井恵里子氏が執筆した記事

「2センチの虫が数千匹」ごみ屋敷で暮らす公務員男性の不気味な依頼

President本誌でも連載を持つ、主に医療系の分野を主軸にしているジャーナリスト笹井恵里子氏が執筆。ゴミ屋敷清掃員として一緒に働きながら、ゴミ屋敷清掃員として働く者たちの日常やごみ屋敷で暮らす人々の背後に潜む社会病理を描き出していくといった風のいわゆるルポ物の連載である。

その第3回目がこちらの記事だ。

タイトルはいかにもインターネット受けしそうな煽情的なものだが、何故”普通の人”がゴミをため込み、生活ができるとは思えないゴミ部屋、ゴミ屋敷で生活をしてしまうのか、そこに潜む”ためこみ症”という精神疾患の存在が、大学教授の話、笹井氏が実際にゴミ部屋清掃に従事した際の考察でもって解説されている。

登場する九州大学病院精神科中尾智博教授によれば、ためこみ症と定義される人は

①物を大量に集める、②整理整頓ができない(食べても置きっぱなし)、③物への執着が強くて捨てられないの3つの症状があるのだという。

個人的には当てはまる部分はほとんどないのだが、遺伝要因もあり、何らかの精神的な負担がきっかけで症状が出る場合もあるのだそう。

私自身明日も知れぬ一人暮らしの身なので、十分に注意しておいた方がいいのかもしれない。